身内の方が亡くなられた際に必要となる「相続手続き」。
実はこの手続きには、行政書士や司法書士、税理士、弁護士など複数の専門家が関わる場合があります。今回はその中でも「司法書士」と「行政書士」の違いについて、わかりやすくご説明します。
まず、司法書士は相続に関連する「登記手続き」の専門家です。
代表的なのが「不動産の名義変更(相続登記)」です。たとえば、親名義の土地や建物を相続した場合、その所有権を自分の名義に変更する必要があります。この登記申請は司法書士の専門業務です。
一方で、行政書士は「遺産分割協議書の作成」や「相続人調査(戸籍収集)」など、登記以外の書類作成をサポートする役割を担っています。
また、金融機関への相続届や役所への手続きなども行政書士の得意分野です。
簡単に整理すると…
- 司法書士:不動産の名義変更(相続登記)
- 行政書士:相続に関する書類の作成や手続きの代行(登記以外)
相続は人生の中でもそう何度も経験するものではなく、初めてのことで戸惑う方がほとんどです。
また、必要な手続きは相続内容によって異なります。
当事務所では、行政書士の立場から相続に関するご相談を承っております。
「何をすればよいかわからない」という段階でも構いません。お気軽にご相談ください。必要に応じて、信頼できる司法書士と連携しながら、スムーズな手続きのお手伝いをいたします。